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<積水化学工業>(4204) |
大容量リチウムイオン電池を開発、本格参入 |
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2013年12月4日 |
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大容量リチウムイオン電池を開発、リチウム電池市場に本格参入する。これまで積水化学工業は、セパレータなど材料の一部サンプル出荷は行っていたが、多くはなかった。今回は新たな工法と材料開発を行い、本格市場参入するもので、材料として市場投入するか自身で電池の完成品化まで行うかなどは詰めている。
積水化学工業が開発した大容量リチウムイオン電池は、従来製品と比較して容量で3倍、生産速度は10倍を確保できる。蓄電能力が高まることで電池の体積を抑えることができ、EV(電気自動車)やPHV(プラグインハイブリッドカー)など自動車、住宅関連機器、各種電子機器など様々なな用途への展開が期待される。14年夏からサンプル出荷、15年には本格市場投入する計画。
新製品は塗工プロセスによる製法で製造、負極材の材料として炭素の代わりにケイ素(シリコン)を使う。シリコン系電極では耐久性が課題だったが、これを克服した。
リチウムイオン電池は、現在では正極にリチウム金属酸化物、負極にグラファイトなどの炭素材、そして電解液を用いるのが一般的だが、電解液を用いることはリチウムイオン電池の安全性を高めるうえでの障害となっている。こうしたなかで積水化学工業は、電解液のゲル化に着目、ゲルタイプ電解質として高イオン伝導性の新規有機ポリマー電解質材料を用いることにより、従来の真空注入プロセスではなく、連続塗工プロセスによる電池セル高速連続生産と高安全性を実現した。またさらに、その性能を最大限発現可能な高容量ケイ素系負極材料も新たに開発、高容量化も可能にしたというもの。
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