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<サンケン電気>(6707) 
再編もあり1Q売上高半減、合併も
2025年8月18日
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 経営の立て直しに取り組むなか、今26年3月期の立ち上がり第1四半期(4〜6月)は、連結子会社を切り離す再編を実施したこともあり、売上高が前年同期比で半分以下の水準にとどまり、利益も引き続き赤字スタートとなった。一方、注力している窒化ガリウム(GaN)半導体事業への強化を狙いに、先に買収したパウデック(栃木県小山市)を吸収合併することも決めた。

 パウデックは、GaNパワーデバイスを実現するPSJ(Polarization Super Junction)技術に関する特許を多数保持している。サンケン電気は、市場拡大が見込める窒化ガリウム半導体の事業化加速を狙いに、今年4月1日付で13億円を投じて全株式を取得、全額出資子会社化したところだった。

 事業化をさらに加速させるため、自身に吸収合併、経営統合することを決めた。8月13日に決議したところで、10月1日付で統合、パウデックは解散する。パウデックは、25年3月期には2億3,600万円という売り上げ規模だった。

 一方サンケン電気の26年3月期第1四半期(4〜6月)は、売上高が前年同期比55.4%減の222億3,800万円となり、前年同期の半分以下の水準となっている。半導体デバイスの開発・製造を手がけ、NASDAQに株式を上場する米国連結子会社、アレグロ・マイクロシステムズ(Allegro MicroSystems, Inc.)の株式の一部を2024年8月に売却、さらに同9月にも連結子会社だった米国PSL(Polar Semiconductor, LLC)についても、これまでの直接出資から投資会社組成によるリミテッド・パートナーシップを通じた間接出資に切り替え、この2社を連結対象から除外したことなどが影響した。

 利益面では、引き続き営業損益以下すべての項目で赤字が継続するが、赤字幅は縮小している。経常利益は9億4,000万円の赤字(前年同期は56億5,800万円の赤字)、当期利益は8億6,400万円の赤字(同26億9,000万円の赤字)だった。

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