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<三信電気>(8150) 
子会社統合。売上高は底打ち続伸
2023年5月15日
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 ソリューション事業の強化を狙いに、子会社2社を吸収合併する体制再編を実施する。一方業績面では、過年度の不振を脱して23年3月期は大幅な増収増益を達成した。

 吸収合併するのは、情報通信の技術サービスを行う三信ネットワークサービスと、放送事業の技術サービスを行う三信メディア・ ソリューションズの2社。ともに全額出資子会社で、24年4月1日付で吸収合併することを決めた。ソリューション事業の強化が狙いで、三信電気は電子部品商社だが、ソリューション事業が全体売り上げの1割弱を占めており、自身に統合して強化を図る狙い。前者の23年3月期売上高は12億9,600万円、後者は1億4,700万円だった。

 一方三信電気の23年3月期業績は、家庭用ゲーム機向けの海外製半導体販売などが好調で、利益面では増収効果に加えて円安寄与などもあり、大幅な増収増益となった。売上高は前期比30.4%増1,611億700万円、利益は経常で54.8%増55億1,100万円、最終では51.8%増38億3,200万円だった。

 三信電気は、15年3月期の売上高2,190億円をピークに、以降6年連続で減収が続いており、21年3月期にはほぼ半減の売上高1,127億円にまで落ち込んでいた。しかし22年3月期は7年ぶりに増収に転じて、23年3月期もそこから続伸となった。2020年6月末まででルネサスエレクトロニクスとの特約店契約が解消となるなど誤算もあったが、輸入半導体の強化などリソースを海外製品にシフト、車載用などへの展開強化を強め、底打ちとなっている。

 ただ今期については、市況環境の悪化などを背景に、売上高は微減1,570億円、利益は経常で35億円、最終で26億円とともに大幅減益見通しとなっている。

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