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<メイコー>(6787、ジャスダック) |
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パナソニックのベトナム量産拠点取得 |
2014年5月14日 |
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ベトナムに第2工場を立ち上げる。パナソニックが国内外でプリント基板事業を縮小しているなかで、同社のベトナム工場を譲り受けるもの。メイコーは、ベトナムには既にハノイに従業員1,800人を抱える高密度プリント配線板の量産拠点、メイコー・エレクトロニクス・ベトナム社があり、新工場はベトナムでの2番目の拠点となる。なお海外にはほかに中国広州と武漢に生産子会社がある。メイコーはこのところベトナム強化の方向を打ち出しており、新工場もそうした一環。
ベトナムの新工場は、新会社の「メイコー・エレクトロニクス・タンロン社」が運営する。メイコー・エレクトロニクス・タンロン社は、資本金1,500万USドルで、メイコーが全額出資、今年7月に設立予定となっている。
メイコー・エレクトロニクス・タンロン社は、パナソニックのベトナムプリント基板工場、パナソニック・インダストリアル・デバイシズ・ベトナム社から関連設備を譲り受けて、今年9月から稼働開始する予定。メイコーの既存子会社が工場運営するタンロン工業団地内の敷地2万8000平方メートルに、建物規模が延べ床面積3万1000平方メートルで、工場建屋はパナソニックのベトナム工場の一部分を借用する形だが、生産設備は基板製造ラインをすべて譲り受ける。人も原則的には希望する関連従業員は受け入れる。パナソニックのベトナム工場には基板製造以外のラインもあるが、これらは従来通りパナソニックが運営する。
メイコーのベトナム新工場では、スマホ・タブレットPC向けに受注が拡大しているベトナム既存工場での高密度基板の増産補完を図るとともに、今後の成長が期待されるHDI構造の車載用基板なども手がける計画。今のところ本格稼働時には月産1万平方メートル、従業員は数100人規模を予定している。
一方メイコーの14年3月期業績は、最終的に売上高が対前期比30.5%増の792億3,100万円となり、当期利益は2,300万円の黒字回復だった(13年3月期は最終で15億6,700万円の欠損)。弊社サイトでも既報のように、直前にはギリギリの黒字確保になると予想修正していたが、その予想から最終的には若干上回った。なお今期予想については、ユーザーの生産調整など受注環境が不透明な一方、前述ベトナム新工場における寄与度も精査するとしており、現段階では明らかにしていない。21日に予定している決算説明会までには内容を詰めるとしている。
※)5月22日付会員サイトで15年3月期予想など追報
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