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<山本製作所>(非上場) |
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プリント基板。営業赤字続く |
2025年4月3日 |
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本 社 |
東京都板橋区清水町4−4 |
T E L |
03−3961−4601 |
資 本 金 |
3億6,500万円 |
代 表 者 |
高橋 俊雄氏 |
従 業 員 |
323人(連結708人) |
業 種 |
プリント基板、腕時計部品などの製造、販売 |
業 積 |
24年11月期売上高 103億2,510万円 |
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プリント配線板メーカー。低迷が続く。24年11月期は売上高が前年の大幅減収からさらに続落となり、利益面では当期利益は特別利益の寄与によって2年ぶりに黒字を確保したが、経常段階では赤字が継続している。
売上高は、22年11月期には172億5,289万円という実績があったが、24年11月期には103億2,510万円にとどまっており、この2年間でおよそ4割落ち込んでいる。一方利益面では、24年11月期は営業段階で3億4,038万円の欠損、経常段階でも2億7,568万円の欠損とそれぞれ赤字継続だが、固定資産の売却益6億2,710万円を特別利益で計上したことから、当期利益は1億7,639万円の黒字回復を果たしている。
主力のプリント基板事業では、自動車市場向けではEV(電気自動車)化の遅れが、またFA・ロボット市場向けではユーザーの設備投資減速などが響いている。時計・精密機器部門でも需要が停滞しており、全体に厳しい。利益面ではこうした減収継続に加え、円安進行による材料費の高騰なども利益を圧迫している。
24年11月期の部門別業績では、プリント基板部門は売上高が対前期比6.9%減の92億2,300万円、部門(セグメント)利益は1億8,900万円の営業損失(前年は6億6,200万円の損失)、時計・精密機器部品は売上高が16.6%減11億100万円、部門利益は6,400万円の黒字回復(前年は1億3,000万円の欠損)となっている。ともに減収だが合理化効果は出ている。
山本製作所は、1945年の創業。もともとは腕時計の文字板・ケース製造などを行い、その後プリント配線板の製造に展開、現在では高密度・高多層のプリント基板を主力に、腕時計部品のほか、金属加工、メッキ加工なども行う.。
国内は、本社のほか、プリント配線板製造の所沢事業所(埼玉県所沢市)、本庄事業所(埼玉県本庄市)、金属加工部門の入間川事業所(埼玉県狭山市)などを抱える。また海外にも中国東莞に製造拠点がある。従業員は前期末時点で連結708人、単独323人だが、4年前の20年11月期末時点ではそれぞれ1,129人、540人を抱えており、削減が進む。
◇近年の連結業績(単位千円)
期別 |
19年11月期 |
20年11月期 |
21年11月期 |
22年11月期 |
23年11月期 |
24年11月期 |
売上高 |
13,216,954 |
13,001,174 |
16,021,334 |
17,252,896 |
11,231,964 |
10,325,105 |
経常利益 |
-1,510,190 |
-1,267,052 |
-765,295 |
177,999 |
-1,096,750 |
-275,683 |
当期利益 |
-2,047,771 |
-1,297,805 |
-680,905 |
170,098 |
-1,153,586 |
176,396 |
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