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| ＜エルナー＞（非上場） |
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| 主力生産子会社を吸収合併 |
| ２０２３年２月２７日 |
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| 本 社 |
東京都中央区京橋２−７−１９ |
| Ｔ Ｅ Ｌ |
０３−４２２１−４９５０ |
資 本 金 |
１億円 |
| 代 表 者 |
宮澤 真也氏 |
従 業 員 |
８０人 |
| 業 種 |
コンデンサ製造・販売 |
| 業 績 |
２２年３月期売上高 １９２億１,４００万円 |
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太陽誘電の全額出資子会社で、コンデンサを製造する。国内量産子会社を自身に統合する再編を実施する。４月１日付で、製造子会社のエルナー東北（青森県黒石市）を吸収合併するというもの。拠点は直轄の青森工場として存続させ、従業員や事業内容などは従来通り運営する。債務超過が続くなか、拠点の直轄化により経営の効率化を進める。
エルナーが存続法人となり、４月１日付でエルナー東北を吸収合併するという形。エルナー東北は、１９７９年の設立で、車載電装用などのアルミ電解コンデンサを製造する。従業員数は１９４人で、２２年３月期には３６億５,１００万円の売り上げ規模があった。
エルナーの国内拠点としては、東北エルナーのほかにも製品開発などを行う白河技術センター（福島県西郷村）があるが、エルナー東北は国内量産拠点という位置づけだった。海外では、タイ、マレーシアなどに工場を構える。
エルナーは、１９２９年創業で、１９７０年に現社名へ変更し、株式も上場していた。２０１４年には太陽誘電と資本業務提携を行い、２０１９年に同社の完全子会社となって上場を廃止した。製品は、導電性高分子ハイブリッドアルミニウム電解コンデンサ、アルミニウム電解コンデンサ、電気二重層コンデンサをラインアップする。
２２年３月期業績は、純利益では黒字転換を果たし、売上高でも増収基調となった。エルナーは２１年３月期に１９年１２月期から決算期を変更しているため、対前年増減率は算出できないものの、直近の１２カ月間の業績である１９年１２月期比では、大幅増収、営業欠損縮小、以降の利益項目では黒字転換となっている。
２２年３月期売上高は１９２億１,４００万円、営業利益は３億３００万円の欠損だった。営業外収益の寄与により、経常利益では８,１００万円の黒字を確保し、純利益では法人税等戻り入れにより１３億６００万円の黒字となった。ただ過年度の赤字から財務面では債務超過が続いており、２２年３月期末時点ではまだ７８億８,４００万円の債務超過状態となっている
◇比較損益計算書（単位：百万円）
| 科 目 |
18年12月期 |
19年12月期 |
21年3月期
（15カ月決算） |
22年3月期 |
| 売上高 |
１８,３０２ |
１３,９６９ |
１８,１２０ |
１９,２１４ |
| 売上原価 |
１７,３９２ |
１３,１８１ |
１７,５８２ |
１８,２１２ |
| 売上総利益 |
９１０ |
７８７ |
５３７ |
１,００２ |
| 販売費、一般管理費 |
１,３７５ |
１,２３５ |
１,３９２ |
１,３０５ |
| 営業利益 |
-４６５ |
-４４７ |
-８５４ |
-３０３ |
| 営業外収益 |
１７５ |
１７３ |
１９２ |
５２１ |
| 営業外費用 |
５２７ |
１０３ |
１６２ |
１３７ |
| 経常利益 |
-８１７ |
-３７７ |
-８２５ |
８１ |
| 特別利益 |
２３ |
１０ |
１２５ |
１４６ |
| 特別損失 |
４,７５１ |
２,００９ |
４,０６０ |
１９２ |
| 税引前当期純利益 |
-５,５４５ |
-２,３７６ |
-４,７６０ |
３５ |
| 法人、住民、事業税 |
-２ |
-１８４ |
-１,０３４ |
-１,２７０ |
| 法人税等調整額 |
-４９ |
３７ |
１１ |
− |
| 当期純利益 |
-５,４９３ |
-２,２２９ |
-３,７３７ |
１,３０６ |
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