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<光波>(6876、ジャスダック) |
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2005年2月15日 |
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2005年3月期の業績予想を下方修正した。業績修正は昨年11月にも行われており、相次ぐ下方修正となった。会社側にもヒヤリングしたが「今期もだが来期の半ばまで市場環境は厳しい。この間に製品構成の見直しを図る」とかなり厳しい現状認識を示す。今回の修正内容は下表の通り。なお期初予想は売上高150億円、経常利益12億9,000万円、当期利益9億2,000万円だった。
光波はLEDメーカーだが、主な用途先としては自販機、携帯電話、パチンコなどアミューズメント機器、交通信号用などがある。会社側によれば、このうち自販機向けはたばこの自販機向けが好調で全体にも伸長した。ただ、たばこの自販機は飲料用などに比べて付加価値が低い製品が主力で利益率が低い。さらに着信ランプが主力の携帯電話向けについては、もともと韓国サムスン向けが多いのだが同社のウエートがここにきて減ってきたのに加え、増加している韓国LG電子向けは材料受給形態で利益率が低いことなどから採算面での寄与が小さいなど全体に事業がうまく噛み合っていない。さらにアミューズメント機器向けもユーザー側の機器の認定認可が遅れている関係から製品出荷がずれ込んでおり、全体に厳しい環境となっている。
第3四半期までの累計業績は、売上高が81億9,300万円、経常利益が3億800万円、当期利益が5億4,600万円となっており、業績予想に照らすと、事実上第4四半期(1〜3月)には利益が出ないという見通し。会社側では来期についても上期あたりまではこの傾向が続くとみており、採算維持は当面厳しそう。こうしたことから用途先の見直しを進める考えで「携帯電話向けから撤退することはないが、利益のとれる選別受注に見直しを図る」としていた。全体に再上昇にはまだもう少し時間がかかりそう。
◇2005年3月期業績予想修正
連結(百万円) |
売上高 |
経常利益 |
当期利益 |
従来予想 |
12,400 |
700 |
800 |
今回修正 |
10,600 |
300 |
500 |
(参考) |
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前期実績 |
12,023 |
917 |
632 |
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