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<大井電気>(6822、ジャスダック) 
18年3月期は9年ぶり欠損転落へ
2018年2月8日
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 今18年3月期業績が欠損に転落する見込みとなった。大井電気は、前17年3月期も売上高が対前期比2割減、利益は最終で9割減と大きく後退していた。今期も2ケタ減収となり、ついに利益面では欠損に転落するという続落経過となっている。

 大井電気は、かつてポケットベルの終息から一気に業績低迷に陥っていたが、ここ数年は光ファイバ関連機器など情報通信機器事業にシフトして、業績は回復していた。近年の業績としては、05年3月期に8期ぶりに黒字回復を果たした後、07年3月期から09年3月期まで3期連続の赤字となっていたが、10年3月期以降は前期まで8年連続で黒字だった。今期が赤字だと9年ぶりの欠損転落ということになる。

 今期は、スマートメーター向けの各種制御機器などが需要一巡から低迷、さらにキャリア向け監視制御装置の売り上げについても一部来期にずれ込むなど誤算があった。情報通信機器事業は、1〜3四半期(4〜12月)累計時点で売上高は前年同期比30%減にとどまる。

 こうした売り上げの不足に加え、利益面では不具合対策の費用発生や新規受注獲得のための費用拡大なども響き、営業損益以下で赤字となる見通しとなったもの。

 なお大井電気は、同じ三菱電機グループのメルコテクノレックス(静岡県掛川市)から、光伝送機器事業を2018年4月1日付で譲り受けることや、主力生産拠点の水沢製作所(岩手県奥州市)の隣接地に事業用地を新たに取得することを決めている。前者はグループ内での集約により増産につなげる意図があり、後者は物流センターの内部取り込みなどによる経営効率の向上が目的となっている。

◇2018年3月期業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
期初予想 23,500 700 500
従来予想 24,000 300 150
今回修正 24,000 −200 −250
(参考)
前期実績 26,077 408 141


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