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<日本シイエムケイ>(6958) 
収益改善。背景探り、今後の見通しも
2017年5月18日
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 合理化効果が浸透、タイ工場の拡大により採算性も強化され、17年3月期は2年ぶりに黒字回復を果たした。製品面では車載用が拡大している。日本シイエムケイは、かつては民生用が主力だったが、今では車載用のビルドアップ基板と多層板が主力となっている。

 合理化は人員削減と工場の統廃合が主な中身だった。人員削減は2015年末に実施しており、その時点で国内単独でおよそ1,500人いた従業員に対して希望退職者募集を実施、これに247人の応募があり退職、現在単独従業員は1,212人にまで削減されている。

 一方工場の統廃合は、17年3月期中に実施、群馬県伊勢崎市にある2工場、Gステイション工場とKIBANセンター工場の生産ラインを閉鎖、Gステイション工場は開発ラインは残るが、KIBANセンターは既に売却している。

 こうした一方、海外工場ではタイ子会社の増強が進み、17年3月期中にはタイ工場の生産能力を3割増強、従業員も1,000人を超える規模にまで達しており、日本シイエムケイ最大の量産拠点にまで成長した。

 利益率改善はこうした総合効果で果たしたもの。ちなみに17年3月期は売上高が前期比3.1%増の753億7,000万円、経常利益は26億2,800万円の黒字(前年は6億2,800万円の赤字)、当期利益は21億5,300万円の黒字(同81億2,200万円)の赤字だった。

 製品面では、前期の車載用基板は対前期比5.8%増となり、531億円の売り上げに達し、全体売上高の71%にまで達している。車載用は今18年3月期はさらに49億円拡大、580億円の売り上げにまで拡大する見通し。全体売上高が46億円増えて800億円になるという予想だから、車載用の拡大が全体増収にそのままつながる形を予想していることになる。

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