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<ローツェ>(6323) 
韓国で想定外の大型受注
2017年4月17日
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 韓国子会社が連続して大型受注を獲得、今18年2月期にこの受注分が寄与する見込みとなり、4月10日に発表したばかりの今期予想を早くも上方修正した。通期の連結売上高は一気に100億円の上方修正となっており、今期売上高はもともと対前期比で34.6%増という高い伸びだったが、同79.1%増と飛躍する見通しとなった。

 会社側では、4月10日の決算発表時点ではまだ成約の可能性があるという段階でさえなく、まったく業績予想に織り込めなかったが、一気に短納期の一括受注として相次いで成約したとする。

 ローツェの売上高は、この2年間、56.4%増、24.0%増と大幅な2ケタ増収が続いている。これにより、13年2月期売上高はまだ100億円以下だったが、修正後の今期予想を到達すると、この5年間で4.7倍増にまで達することになる。

 大型受注は、総額2,100万USドル(約24億円)と、総額4,000万USドル(約44億円)の製品受注で、ともに一括受注を獲得した。ほかにもさらに可能性がある引き合いを今回は織り込み、100億円余の上方修正とした。一部納期は下期にずれ込む可能性もあるが、ユーザーの要望は短納期で、上期業績予想修正に織り込んだ。

 製品内容や相手先は明らかにしていないが「ガラス基板搬送機の受注について見直しを行い、決算を修正した」とコメントしている。一方この大型一括受注は、新規製品で開発コストが膨らんでいること、さらに短納期製品となるため人件費や経費も通常よりも多くなることなどから、利益面での伸びはやや圧縮される。

 ちなみにローツェの17年2月期業績は、期初には対前期比で減収減益予想だったが、台湾のファウンドリ向けウエハソータ、EFEM(基板自動搬送装置)などウエハ搬送機および韓国市場向けのディスプレイ製造装置などの受注が好調に推移、結果的には2ケタ増収増益だった。ローツェの17年2月期業績は、売上高は対前期比24.0%増の247億3,800万円、経常利益は同53.9%増の45億8,100万円、当期利益は同41.3%増の30億5,500万円だった。

◇2018年2月期8月中間業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 20,477 2,377 1,304
今回修正 30,512 2,883 1,704
(参考)
前年同期実績 9,263 2,156 1,641

◇2018年2月期業績予想修正
連結(百万円) 売上高 経常利益 当期利益
従来予想 34,047 3,645 1,692
今回修正 44,313 4,175 2,141
(参考)
前期実績 24,738 4,581 3,055

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