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<TBグループ>(6775、東証2部) 
15年3月期は9年ぶり最終黒字だが
2015年5月14日
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 15年3月期は9年ぶりに最終黒字回復を果たした。ただ売上高は減収で期初予想も下回り、営業・経常段階では引き続き欠損、さらにその欠損幅もむしろ拡大している。最終黒字を確保したのは、先に合意した光通信との資本・業務提携に伴い、主力事業子会社TOWA(東京都文京区)の株式を売却した売却益による特別利益が寄与した形。

 事業内容そのものにはまだ改善が見られないが、光通信との資本・業務提携で今期からは実勢でも業績回復を目指す。具体的には、LED表示機、デジタルサイネージ、ECRなど自社製品を光通信の販売網を活用して拡販を図るほか、TBグループでも光通信が手がける移動体通信機器やOA機器の販売も進める。また両社は技術面でも、訪日外国人の増加を想定した多言語対応のLED表示機、デジタルサイネージの共同開発に取り組む。

 TBグループの15年3月期業績は、売上高は対前期比9.9%減の36億8,200万円にとどまった。また営業段階では2億7,900万円、経常段階では2億7,200万円のそれぞれ欠損だった。前年の14年3月期はそれぞれ8,400万円、6,500万円の欠損だったから、損失幅も拡大している。LED表示機およびLED照明では価格競争が厳しく、多言語対応表示機は開発の遅れから市場投入が今期にずれ込み、さらに電子レジスターにおけるスマホ・タブレット端末対応製品も業績寄与には至らなかった。

 ただ前述のように、光通信との提携により、子会社であるTOWAの株式売却益2億9,286万円が特別利益で寄与、これにより最終で1,600万円の黒字を確保するという内容となった。14年3月期は1億9,800万円の欠損で、最終利益確保は9年ぶりとなった。

 TBグループは、前社名が東和メックスで、2011年10月に現社名へ変更している。売り上げ構成としては、LED&ECO事業とSA事業が2本柱で、LED&ECO事業はデジタルサイネージ、LED表示機、LED照明などが中身。またSA事業は電子レジスターが主な中身となっている。

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