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<フェローテック>(6890、ジャスダック) |
2012年11月8日 |
参考資料 フェローテックのデータベース
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連 結 |
2009/3 |
2010/3 |
2011/3 |
2012/3 |
2013/3
期初予想 |
2013/3
修正予想 |
売上高(百万円) |
36,653 |
31,541 |
57,880 |
60,088 |
50,000 |
39,000 |
経常利益(百万円) |
2,097 |
524 |
6,290 |
3,287 |
800 |
-4,400 |
当期純利益(百万円) |
743 |
156 |
4,483 |
1,715 |
450 |
-8,300 |
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純資産額(百万円) |
19,034 |
22,581 |
25,564 |
34,186 |
− |
− |
総資産額(百万円) |
46,951 |
47,963 |
61,499 |
72,571 |
− |
− |
株主資本率(%) |
39.6 |
46.1 |
40.1 |
46.0 |
− |
− |
1株当たり 純資産額(円) |
856 |
892 |
986 |
1,090 |
− |
− |
1株当たり 当期純利益(円) |
34 |
6 |
180 |
59 |
− |
− |
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注)修正予想は12年11月時点のもの |
売上構成 装置関連41%、太陽電池関連46%、電子デバイス9%、その他4%
2012年3月期
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太陽電池市場の悪化を受けて、製品の見直しと人員削減を中身とする事業構造改革を実施する。関連して今13年3月期の業績予想についても大きく下方修正した。売上高が従来予想の8割にとどまり、構造改革による特別損失の発生もあり、最終では83億円の大幅欠損に転落する見込みとなった。一部製品については今期末までで撤退する方向で、来期からは市場環境にも左右されるが縮小均衡をひとまず目指す形となる。
太陽電池市場については、中国メーカーによるパネルの過剰生産などから価格の下落が長期的に継続している。このためフェローテックのユーザーであるパネルメーカーも生産調整を続けており、全体に厳しい経営環境にある。こうした傾向はしばらく継続するとみて、フェローテックでは事業構造改革に踏み出すことになったもの。
事業構造改革は、製品の見直しと人員削減が大きな柱。製品の見直しについては、価格下落が特に厳しい太陽電池用シリコン事業について、今期末までをメドに自社ブランドの製品製造からは撤退、来期からはOEMの受託製造のみを手がける体制に切り替える。なお太陽電池用シリコンは、シリコンインゴット、シリコンウエハ、太陽電池セルなどが主な中身となっている。またシリコン結晶製造装置についても不採算受注を取りやめるほか、消耗品生産についても見直しを行い、石英坩堝(るつぼ)、ホットゾーンなどからは撤退する。
これら製品は、前期実績で売り上げの半分弱を占め273億円の売り上げがあった太陽電池関連セグメントを構成する。前期実績だとこのうち撤退するシリコン事業はおよそ74億円だった。市場環境の変化など流動的要素は大きいが、前期の水準に照らすとシリコンは自社製品撤退でおよそ半減、装置や消耗品の見直しなども含めると同セグメント全体ではおよそ4割程度の売り上げとなる見通し。
一方人員削減は、希望退職者の募集で実現する。今年末までに実施予定で、グループ全体で800人を削減する。フェローテックは、国内単独だとおよそ200人だが、海外を含むグループ連結だと6,400人がおり、削減はおよそ全体の13%に相当する。なお800人のうち700人は主力量産拠点である中国3地域(上海、杭州、銀川)の工場社員が対象となる。またほかにも役員報酬のカットを行う。社長は5割、副社長は2〜5割、役員は1〜2割、13年6月までの9カ月間削減する。
今期の業績予想修正は表中の通り。9月中間は11月14日に正式発表予定で、もともと売上高220億円、経常利益は6億円の欠損、当期利益は6億5,000万円の欠損とみていたが、順に200億円、28億円の欠損、62億円の欠損にとどまる。なお最終損失が広がっているのは、事業構造改革に伴い、34億円の特別損失が発生することなども響いている。
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