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<萩原電気>(7467、ジャスダック) |
2011年7月28日 |
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データベースの見本はデータベース欄にあります |
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連 結 |
2010/3 |
2011/3 |
2012/3 予想 |
売上高(百万円) |
58,529 |
63,076 |
69,000 |
経常利益(百万円) |
816 |
1,435 |
1,070 |
当期純利益(百万円) |
592 |
738 |
550 |
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純資産額(百万円) |
16,104 |
16,618 |
− |
総資産額(百万円) |
33,078 |
36,198 |
− |
株主資本率(%) |
48.7 |
45.9 |
− |
1株当たり 純資産額(円) |
2,405 |
2,481 |
− |
1株当たり 当期純利益(円) |
88 |
110 |
− |
売上構成 デバイスビジネス81%、ソリューションビジネス19%
2011年3月期
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今12年3月期は、新たに譲り受けたルネサスエレクトロニクスの特約店業務が大きく寄与する予定だったが、震災の影響でルネサスエレクトロニクスの生産活動が一時休止した影響を受けている。ルネサス製品は8月からは商流に完全に戻る見通しで、下期からの寄与に期待がかかる。また萩原電気はユーザーに自動車メーカー関連も多いところから、サプライチェーンの影響もやはり受けている。こうしたことから9月中間は、売上高が前年同期比横ばい、利益は大幅減益が避けられない見通し。一方こうしたなかで、海外展開も加速させる構えで、韓国に販売会社を新たに設立、中国拠点も強化する。
韓国の販売会社は、社名が「萩原電気韓国」で、資本金は6億5,000万ウォン(約5,000万円)、萩原電気が全額を出資、代表者には吉見直己海外統括部長が就任した。設立は6月だが、営業開始は9月1日付を予定している。もともと韓国向けには、現地の日系自動車部品メーカー向けなどに車載用マイコンなど半導体を販売しており、現地法人設立で一段と強化する。現地法人として初年度に1億2,000万円の売り上げを目指している。萩原電気の海外販売拠点は、米国、シンガポール、中国上海に続き4カ国目となる。海外ではほかに中国上海でも、従来の子会社萩原電気貿易(上海)(本社上海市延安東路)に加えて、外高橋保税区内に本社を構える「萩原貿易(上海)」も設立した。萩原貿易(上海)もやはり今年9月から営業開始予定となっている。
萩原電気は、今年1月1日付で、電子部品商社、新興電気(東京都中央区)からルネサスエレクトロニクスの特約店業務を譲り受けている。もともと萩原電気は旧NECエレクトロニクスの商材を販売していたが、旧ルネサステクノロジ製品の販売は行っていなかった。しかし新興電気からの事業譲受により、旧ルネサステクノロジ製品も継承する形となったもので、伴ってルネサスエレクトロニクス製品全体の販売拡大が期待されていた。ちなみに事業継承規模は年間約92億円余に達しており、相乗効果なども織り込み100億円程度の増収効果が期待されていた。
前11年3月期はこの寄与がまだ3カ月と限定的だったものの、12年3月期からは年間でフルに寄与する予定だった。しかしそこに3月に震災が発生、萩原電気が多くの製品を調達していたのがルネサスエレクトロニクスの那珂工場だったこともあり、同社の操業停止の影響を免れなかった。
ルネサスエレクトロニクスの那珂工場は震災3カ月後の6月中旬から量産を再開している。しかし現在でもまだ完全に商流が戻った状態ではないとしており、在庫などもあったためまったく同社製品の販売がこの間出来なかったわけではないが、その影響はおよそ今期だけで4カ月分内外となる見込み。また販売先サイドでも、自動車市場にはサプライチェーンの影響があり、今期はこうした震災関連の影響を全体的にやはり免れない。
こうしたなかで、今期は期初には予想を開示していなかったが、6月下旬に表中のように通期では売上高は60億円程度の増収となり、利益面では費用の拡大などが発生しているところから減益になるという予想を示した。この予想には、前出ルネサスエレの操業停止による影響だけでなく、自動車関連ユーザーのサプライチェーン寸断による操業の遅れなどの影響もすべて織り込んだとしている。ちなみに9月中間予想は、売上高301億円、経常利益2億円、当期利益7,000万円という見通しだから(前年同期は順に297億円、7億5,500万円、4億1,800万円だった)、全体としては上期は停滞するが下期にかけて大きく回復に転じるという予想。
なお下記会社概況は弊社で調査を進めている「エレクトロニクス業界企業年鑑(仮題)」から萩原電気の資料を転載したもの。これは電子部品、電子機器メーカーおよび電子部品商社など約1,500社を対象に、弊社で1社ずつ調査してまとめているもの。検索、逆引き検索なども可能なようにWeb上で展開していく予定。
Web版「エレクトロニクス業界企業年鑑(仮題)」より |
萩原電気株式会社 |
http://www.hagiwara.co.jp |
本 社 |
〒461-8520 名古屋市東区東桜2−3−3 |
T E L |
052-931-3511 |
代 表 者 |
岩井三津雄 |
従 業 員 |
421人 |
業 績 |
2011年3月期売上高 63,076百万円 |
製 品 構
成 |
電子部品などデバイスビジネス81%(ASIC、システムLSI、汎用リニア、メモリー、コンデンサ、フェライトコア、リチウムイオン二次電池、リレー、コネクタ、スイッチ)、電子機器と自社製品などソリューションビジネス19%:電子機器(マイクロコンピュータ、ディスクリートデバイス、ディスプレイデバイス)、自社製品(産業用コンピュータの開発・製造・販売、計測制御機器・各種情報関連機器などのソリューション、FAシステムほか) |
仕 入 先 |
ルネサスエレクトロニクス、NECトーキン、NEC SCHOTT
コンポーネンツ、NEC液晶テクノロジー、日本航空電子工業、大東通信機、松尾電機、日通工エレクトロニクス、ニチコン、芝浦電子、太陽誘電 |
販 売 先 |
デンソー、トヨタ自動車、バッファロー、トーショー、ハヤカワ電線工業、桑野工業、名古屋電機工業、リョーサン、東海理化電機製作所、オークマ、ダイフク、ユーフィット、日本ガイシ、三菱電機、稲沢製作所 |
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注)現在弊社で調査中のWeb版「エレクトロニクス業界企業年鑑(仮題)」
から同社資料の抜粋です。
同年鑑では仕入先や販売先、製品などからの逆引き検索も可能
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